
今年で3回目の「カメイ仙台89ERSバスケットボール教室」が、8月6日(土)、9月4日(日)、9月10日(土)、10月16日(日)の4日間行われました。
今季から采配をふるうロバート・ピアス ヘッドコーチや選手の指導の下、宮城県内の中学生が真剣な面持ちで指導を受けていました。

宮城県内の中学生を対象に、4日間にわたって行われたバスケットボール教室。
8月6日(土)は、山元町立山下中学校体育館(山元町内の小中学生)に114名、9月4日(日)は、塩釜ガス体育館(塩竈市、多賀城市、宮城郡の中学生)に158名。
9月10日(土)と10月16日(日)は、両日とも登米市登米総合体育館(登米市、南三陸町の中学生)で行われ、10日に131名、16日に115名が参加しました。

今年のバスケットボール教室で最後の開催となる10月16日。
登米市総合体育館(とめ蔵ジアム)には午前中からたくさんの中学生が集まっていました。
集合時間は午後1時。
それなのにみんな2階の客席に陣取り、その真剣なまなざしはコートに注がれていました。
実は午前中、仙台89ERSの選手たちが公開練習をしていたのです。
チームへの合流が遅れていた外国人選手も加わり、今シーズンの全選手が勢揃いした公開練習がを見られるのは、ここが初の機会だったのです。
素早いパス回し、スピード感溢れるドリブル、相手をかわしてシュートするテクニック。
歓声やため息が入り交じりながら、その目は選手の動きに釘付けになっていました。
受付が始まると、カメイより参加者全員にプレゼントしたTシャツを受け取り、
各々自由に身体を動かしながら開始を待ちます。
そして、集合の合図と共に全員が整列しました。
ワクワクしながらコートに集まった中学生たち。
整列の号令にちょっと緊張感が漂います。
今年から指揮を執るロバート・ピアス ヘッドコーチを先頭に89ERSの全選手が入場しました。
そして、ヘッドコーチが「マイ・ネーム・イズ〜ペラペラ〜ペラペラ〜」と英語で挨拶を開始しました。
みんながポカン???としていると、「あ、ゴメン、ゴメン。ワタシハ、ロバート・ピアスデス。」と日本語であいさつをし直しました。
このユーモアあふれるコーチの機転にみんなの緊張感がすっかりほぐれて、笑い声が体育館に響き、笑顔で練習開始となりました。
4つのグループに分かれて、ウォーミングアップ。
基本の基本・普通のドリブル、次は低くバウンド、今度は早く走って。と毎回コーチは新しい課題を加えて行きます。
聞き取りづらい言葉があっても大丈夫。
選手たちが見本になってくれるので、みんな対応していきます。
「レディ・ゴー・ストップ」とコーチの声に合わせて、ドリブル、止まってシュート体勢を繰り返します。
ちょっと手を抜いた練習している人を見つけると、「ズルしなーい」とゲキが飛びます。
体が温まってくるとボールを2個使ってのドリブル。
「ボールを2個使ってドリブル練習をすると利き手じゃない方の手もしっかり使わなきゃいけないよね。だから、これを毎日3、4分ずつでも練習していけば、どちらの手でも上手にボールを扱える様になるんです。」
と志村選手からアドバイス。
それを聞いた中学生の目がさらに真剣になったのは言うまでもありません。
そして、シュート練習。
コーチの「フェイク!」の声に、ドリブルを切り返すとみせかけて、相手ディフェンスを振り切ってのシュートまで持ち込みます。
そのディフェンスを89ERSの選手がつとめてくれました。
うまくシュートを決めると、選手からの声にガッツポーズ。
なかには、選手達とハイタッチする強者もいて、なごやかに、しっかり楽しんで取り組んでいる姿勢が見えました。

3人1組でパスをしながらクルクルとポジション・チェンジをしていく練習が始まりました。
止まって待っていてはいけません。
どう動くのか?
仲間の位置を見ながら、自分で判断しポジションを取っていかなければなりません。
選手たちが見本を見せてイメージ・トレーニングはできていましたが、最初は上手くボールが回せません。
しかし、何度か繰り返すうちにスムーズに人もボールも回り始めました。
順応性の高さに驚かされます。
それを見てコーチが最後のメニューを用意しました。
今まで通りハーフコートまでボールを回して行くと、次の人たちがディフェンダーとしてゴール前を固めます。
3on3の形になりました。
相手の防御をすり抜けてゴールを狙うのですが、ディフェンスがそれをカットすると、その人たちがパスを回してハーフコートまで走り、今度は攻撃へと転じます。
素早く攻守の切り替えを行う実践的な練習です。
中学生の表情が変わりました。
ゴールを決めよう!絶対に入れさせない!場内が熱気に包まれました。
ヘッドコーチが、
「ボールを持った人も持たない人も、やみくもにボールを出すとかもらうじゃなくて、まずは目の前の相手と1対1を心がけてください。」
と流されてプレイをするのではなくて、相手を見て、どう動けばいいのかを考えるようにアドバイスを送りました。

練習の最後は恒例のフリースロー大会。
コーチが変わった今年はやり方も変わり、実戦形式が盛り込まれました。
フリースローラインのエルボーの右と左にそれぞれ1名ずつ立ち、合図を聞いて同時にフリースローをします。
最初に入った人が勝ちですが、どちらも入らなかった場合は、そのリバウンドを先に決めた人が勝ちとなります。
男子8名、女子8名になるまで繰り返す「サドンデス」です。
歓声や、あ〜ぁという落胆の声、ハイタッチで喜びあう笑顔。
徐々に脱落者が増えていき、強者8名が残りました。
いよいよ、選手や参加者全員が見ている前での決勝戦です。
緊張感が高まりますが、同じ学校の仲間たちが声援を送ります。
すぱっとノータッチシュートを決める人、リバウンドの対応が早い人、それぞれの個性が光ります。
接戦の中、女子は狙い定めて正確にゴールを決め、ガッツポーズで勝利を祝った石越中2年の榊原梓乃さんが、
男子はリバウンドへの対応が早くゴールを稼いだ佐沼中2年の氏家英郎くんが優勝し、ご褒美の89ERS全選手と共に記念写真を撮影しました。

あっという間に2時間の練習が終了しました。
練習会の最後に、ナンバー11、橘佳宏選手がみんなの拍手に合わせて、華麗なダンクシュートを披露してくれました。
様々なバリエーションのダンクに「いつの日か僕も!」という男子の熱い視線がありました。
カメイよりプレゼントされたTシャツを着て、ヘッドコーチ、全選手との集合写真撮影が行われました。
終了後のサイン会では、覚えたての英語で真剣に会話をしようとしている姿があちこちで見られなんとも微笑ましい光景でした。


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野家就先生[豊里中] 普段やらない練習に出会えて、大変参考になりました。 |
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三條和史先生[佐沼中] プロの選手が一緒に練習をやってくれるので、生徒の集中力が高まっているのを感じました。 |
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猪股勝徳さん[登米市バスケットボール協会事務局] 何回かクリニックに参加していますが、外国人コーチからの指導は新鮮でした。 |
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ラクをしていてはうまくなりません。
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![野家就先生[豊里中]](images/2011_10_basketballschool/bbschool-i_p05.jpg)
![三條和史先生[佐沼中]](images/2011_10_basketballschool/bbschool-i_p06.jpg)
![猪股勝徳さん[登米市バスケットボール協会事務局]](images/2011_10_basketballschool/bbschool-i_p07.jpg)












榊原梓乃さん[石越中2年生]
フリースロー大会で優勝
震災の後、体育館が使えなくて、練習できなくて辛かったので、今日がくるのを楽しみにしていました。
新しい選手にも会えてうれしかったです。
氏家英郎さん[佐沼中2年生]
フリースロー大会で優勝
いつもやっている練習と違って、すごく面白かった。
今日、(フリースロー大会で)優勝できたのは、フリースローが入ったわけじゃなく、リバウンドがあったから。楽しかった!
木戸浦彩さん[登米中2年生]
今日は楽しかった。
英語がわからなくても選手が見本を見せてくれるので、こうやるんだというのがわかった。
いっぱい応援しますから、優勝目指してガンバってください!
佐藤賢介さん[中田中1年生]
ドリブルとかいつもやってる基本練習をプロもやっているんだと思った。
今日教えてもらったこと生かして中総体にむけて練習をガンバロウと思いました。